インターン体験記|田頭さん

 9月3日日曜日は春のひなたの合気道の先生であるアンヘリカ先生のお宅へ伺いました。一度合気道の授業を一緒にした娘さんのファビちゃんと暖かく出迎えていただきました。手作りのお昼ご飯をいただいて、とても美味しく幸せな時間を過ごさせていただきました。また食後には花ちゃんとお散歩に行き、そこで1羽見ることができたらラッキーという青い鳥を3羽も見ることができました。夕方にはサバネタという場所に行き、ブニュエロというデザートを食べました。普段はクリスマスの時に食べる小さいものだそうですが、サバネタのものは握り拳くらい大きく満腹になりましたが美味しく食べることができました。

 9月5日はホストマザーと一緒に近くの図書館に行きました。落ち着いた雰囲気でテラスからの眺めも最高でした。近くには使われなくなった汽車や不思議なオブジェクトがあったりと、とても楽しむことができる場所でした。

 9月7日には今は観光地として有名なコムナ13に行きました。メデジンならではのロープウェイに乗って山の上まで登ったので、絶景を見ることができました。ロープウェイからは私たちが泊まっている場所とは違い、スラムの景色が広がっていました。質素なレンガやトタンでできている屋根の家ばかりで貧富の差が大きくあるということを再認識し、少しショックでした。しかし、実際にコムナ13に着いてみると観光地ということもあるからか整備された街並みが広がっていました。またあちこちからラップバトルなどといったヒップホップ音楽が聞こえてきたり、ダンスをしていたりと活気がある街だと感じました。しかし、ホストファミリーに話を聞くと、ほんの15から20年ほど前までは現地の人でも近寄れないほど治安が悪い場所だったそうです。昔は治安が悪かったとは聞いていましたが、今は普通に観光ができるほどの場所になっていたのでとても驚きました。何がコムナ13の治安を改善させたのか質問してみると音楽だと教えていただきました。確かにコムナ13ではあちこちから音楽が聞こえてきていたし、若者がダンスで観光客を楽しませていたりするなど、音楽の力で街の治安を改善させることができたというのも納得でした。しかし、まだ若者の中には音楽を披露してもらったチップをドラッグに使っている人もいるという話も聞いたので、必ずしも音楽で治安改善には向かっているとは言えないと思うと少し悲しい気持ちになりました。音楽の力を治安改善という良い方向に使ってほしいです。

 9月9日には春のひなたの学生さんたちと一緒にメイドカフェに行きました。日本でも行ったことがなかったのですが、今回コロンビアで初挑戦しました。カフェでは日本のアニメや漫画、ゲームなどのたくさんのグッズや絵が飾られていました。店員さんも自己紹介を日本語で行ったりとこだわりを感じました。日本とコロンビアはとても離れていますが、日本の一つの文化がここまで他の国に影響を与えていると実感し、貴重な経験になりました。